今回は宮部みゆきさんの『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』を紹介します。 時代小説系は読みづらそう……という苦手意識があったのですが、今では時代小説も楽しく読んでいます。 宮部さんが描くから魅力的なのか、はたまた私が好き嫌いしていただけなの…
今回は安壇美緒さんの『ラブカは静かに弓を持つ』を紹介します。 第6回未来屋小説大賞第1位 2023年本屋大賞第2位 第25回大藪春彦賞受賞 という感じで、評価が高く話題になっている作品です。 スパイ×音楽小説ということで、どんなお話なのかわくわくします♪ …
ブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルさん ブログ「読子の本棚」の本田読子さん そして私というメンバーで始まりました 第1回 本の虫たちの読書会(勝手に命名) 初回の課題図書はニードルさんに選んでいただいた、芦沢央さんの『火…
今回は千早茜さんの『西洋菓子店プティ・フール』を紹介します。 可愛らしい表紙です。 こちらは読書仲間である知人におすすめしていただいた作品です。 意外にも大人女性のリアルな心情が描かれているということで、気になる気になる。 目次 あらすじ 感想 …
今回は薬丸岳さんの『天使のナイフ』を紹介します。 第51回江戸川乱歩賞受賞作で、薬丸岳さんのデビュー作です。 いつぞやに、ブログ「郵便局のおじさん9時40分ごろやってくる」のニードルさんにおすすめしていただき、ついに積読状態から打破しました。 ち…
今回は汐見夏衛さんの『臆病な僕らは今日も震えながら』を紹介します。 完全にジャケ買い(表紙買い)なのですが、感動作として話題になっている一冊です。 汐見さん作品は一度読んだことがあるのですが、その際に読みやすくて優しい文章と物語を書く方だな…
今回は赤川次郎さんの『マリオネットの罠』を紹介します。 赤川次郎さんは誰もが知るレジェンド的存在で、それ故に「いつか読む」を繰り返して、やっと読む気になりました。はじめまして。 赤川次郎さんといえば三毛猫ホームズシリーズなのですが、ここはあ…
今回は筒井康隆さんの『残像に口紅を』を紹介します。 書店では平積みされてよく目にしますし、SNSやメディアでも話題になっているので、ずっと気になっていました。 発表から随分経っていますが(1989年)、現在も話題になるほどの存在感を放つ一冊でござい…
今回は柚木麻子さんの『BUTTER』を紹介します。 第157回直木賞候補作です。 かなり話題になっていて、書店ではよく平積みされており、目に入る。 内容も興味深くて、ずっとずっと気になって、それなのに1年くらい積読しておりました。 食欲そそられる装丁も…
今回は前野ひろみちさんの『満月と近鉄』を紹介します。 前野ひろみちさんのデビュー作であり、今現在では唯一の著作です。 まずタイトルに惹かれ、手に取ってみたら表紙も素敵。 なんと森見登美彦さんとの対談が収録されているそうで、更に興味が湧きました…
今回は絲山秋子さんの『御社のチャラ男』を紹介します。 もうタイトルだけでおもしろいです。(もちろん中身も気になる) 表紙のピタゴラスイッチみたいな装置(なのか?)も興味をそそられます。 一体どんなチャラ男に出会えるのでしょうか! 目次 あらすじ…
今回は真梨幸子さんの『殺人鬼フジコの衝動』を紹介します。 きれいだけどゾッとする装丁で、ずっとずっと気になっていたお話。 真梨さんの作品はおもしろいと読子さんのブログ「読子の本棚」で聞いたので、ならばずっと気になっているこのお話からデビュー…
今回は内山純さんの『みちびきの変奏曲』を紹介します。 表紙の女の子がかわいくて、タイトルがきれいで。 内山さんは以前『土曜はカフェ・チボリで』を読んだことがありまして、日常のほっこりミステリーのイメージがあります。 今回もほっこりな謎解きなの…
今回は千早茜さんの『神様の暇つぶし』を紹介します。 表紙もタイトルも素敵で一目ぼれ。 そして千早さんは最近、私の中で勢いのある作家さんという認知をしております。(お初です) 大人の恋愛小説っぽい雰囲気が漂っていますが、どんなお話なのかな! 目…
今回は青山美智子さんの『ただいま神様当番』を紹介します。 青山さんといえば、感動やほっこりするお話。もうそこは絶対的信頼を置いています。 更に今回は「やっかいな神様」がお話のメインのようで、コメディっぽさも期待しちゃう。 更に更に、個人的に嬉…
今回は凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』を紹介します。 第168回直木賞候補作、第44回吉川英治文学新人賞候補作 2022王様のブランチBOOK大賞、2023年第20回本屋大賞受賞 未来屋小説大賞第2位……(賞、ノミネート、ランクイン多すぎてここまでで省略) 発売前…
今回は宮本輝さんの『青が散る』を紹介します。 宮本さんの本を読んで、他作品も読みたいなと調べているところに発見しました。 タイトルに惹かれてしまいました。 結構前の作品で、同じくだいぶ昔にドラマ化もされているらしいです。 どんなお話なのでしょ…
今回は歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』を紹介します。 第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。 このミステリーがすごい!2004年版、本格ミステリベスト10で第1位。 週刊文春 推理小説ベスト10 2003年度第2位。 す、すご…
今回は恩田陸さんの『麦の海に沈む果実』を紹介します。 何度も読みたいミステリーとして、どこかで紹介されているのを見ました。(ど忘れ) 読もうと思っていたら、理瀬シリーズの2弾目らしく、ならば1弾を読んでからにしようと楽しみにしていました。 そし…
今回は森見登美彦さんの『恋文の技術』を紹介します。 好きな作家さんの1人である森見さん。 好きなわりに全作は読んでいないので、ゆるゆると制覇を目指そうとしております。 その中でも、絶対おもしろそうなこのお話を。 「ヘタレ大学院生」は森見さんが得…
今回は恩田陸さんの『三月は深き紅の淵を』を紹介します。 恩田さんは『蜂蜜と遠雷』しか読んだことがありません。 恩田さんの書くミステリーってどんなだろうか。 去年購入して、せっかくならタイトルの3月に合わせて読もうと温めていたお話。 おかげで3月…
今回は殊能将之さんの『ハサミ男』を紹介します。 1999年、第13回メフィスト賞受賞のデビュー作です。 あらゆるミステリーファンからオススメとしてよく挙がるこのお話。(私的統計) 帯にも古典にして、大傑作!とあるし えっ、まだ読んだことない!?と煽…
今回は川上未映子さんの『春のこわいもの』を紹介します。 表紙の色味やタイトルのキラキラが可愛いのですが、こわいもの。 春のこわいものって一体なんぞや。 3月に入って春を感じることが多い今、良いタイミングと思ってのチョイスです。 目次 あらすじ 感…
今回は夕木春央さんの『方舟』を紹介します。 週刊文春ミステリーベスト10国内部門、MRC大賞2022で第1位のダブル受賞。 そして2023年本屋大賞ノミネート作。 その他のミステリーランキングにもランクインするという、発売当初から話題になっていて、ずっと気…
今回は畑野智美さんの『大人になったら、』を紹介します。 表紙がかわいい。正真正銘の表紙買いです。 色味も私好みで、躊躇もなく手に取りました。 8年ぶりの恋かあ。このフレーズだけでウキウキしちゃいます。 目次 あらすじ 感想 最後に (function(b,c,f,…
今回は宮部みゆきさんの『三鬼 三島屋変調物語四之続』を紹介します。 三島屋シリーズもついに4冊目。 主要人物が顔見知りのような感じがするくらい、愛着が湧いています。 少しお久しゅうございます、三島屋さん。 今回はどんなお話を集めて参ったのでしょ…
今回は一穂ミチさんの『光のとこにいてね』を紹介します。 第168回直木賞候補作、2023年第20回本屋大賞ノミネート作です。 キラキラしたタイトルが素敵で、そのタイトルが可愛らしくもあり、温かくもあり。 表紙の印象だけで、中身も知らないのに心がほっこ…
今回は森博嗣さんの『ムカシ×ムカシ』を紹介します。 またまたご無沙汰になってしまったXシリーズ。 河童のレトロ可愛い表紙。そして帯の言葉で、好奇心がくすぐられます。 小川×真鍋コンビのやりとりも絶好調だといいな〜。 目次 あらすじ 感想 最後に (fun…
今回はルシア・ベルリンの『掃除婦のための手引き書』を紹介します。 2020年本屋大賞 翻訳小説部門 第2位、第10回 Twitter文学賞 海外編 第1位の作品です。 作者さんの死後10年が経ってから、このように話題になったそうです。 時が経って発見されたベストセ…
今回は鴨崎暖炉さんの『密室黄金時代の殺人』を紹介します。 第20回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞した作品で、鴨崎さんのデビュー作です。 SNSで頻繁に見かけていたので気になっていましたが、しばらく寝かせておりました。(ただ…