本好きの秘密基地

読んだ本への思いをありったけ書いていきます。読みたい本探し、本の感想を共有したい、おすすめ本がある(いつでも募集中だよ)。そんなアナタの場所でもあります。コメント欄で意見などを待っています。(誹謗中傷NG)

感動・ほっこり系

西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集/梨木香歩

今回は梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』を紹介します。 名作なので、いつかは読みたいと思っていました。 この前、梨木さんの作品を読んで大好きだったので、ついにこの夏読もうと決めていました。 装丁が素敵です。 目次 あらすじ 感想 …

羊は安らかに草を食み/宇佐美まこと ※ネタバレ要素あり

今回は宇佐美まことさんの『羊は安らかに草を食み』を紹介します。 装丁が可愛くて、タイトルも素敵で、ずっと気になっていました。 ミステリーなんですって。俄然読みたい。 評判も良いみたいなので、期待値が上がってしまいます……! 目次 あらすじ 感想 ※…

植物少女/朝比奈秋

今回は朝比奈秋さんの『植物少女』を紹介します。第36回三島由紀夫賞を受賞した作品です。 儚げな佇まいの装丁やタイトル、そして朝比奈秋さんということで、読みたくてしかたのなかったこちら。(ならさっさと読めばいいのにな) 賞も受賞しているので、こ…

存在のすべてを/塩田武士

今回は塩田武士さんの『存在のすべてを』を紹介します。 第9回渡辺淳一文学賞を受賞 2024年本屋大賞第3位 キノベス!2024、このミステリーがすごい!などにランクイン といった、貫禄がすごい一冊で、私も本屋大賞ノミネート時に知って、ずっと読みたかった…

壁の男/貫井徳郎

今回は貫井徳郎さんの『壁の男』を紹介します。 シンプルなタイトルに、ちょっぴり地味な装丁。 貫井さんだから手に取ったけれど、そうでなかったら、もしかしたら手に取らなかったかもしれないくらい、控えめな佇まいの本。(失礼なこと言ってすまない) と…

ピスタチオ/梨木香歩

今回は梨木香歩さんの『ピスタチオ』を紹介します。 『西の魔女が死んだ』をいつか読みたいと思いながら、縁あってまずは先にこちらを読むことに。 ほのかなピスタチオグリーンが、シンプルできれいな装丁。 どんなお話か想像もつかなくて、ドキドキします。…

お探し物は図書室まで/青山美智子 ※ネタバレ要素あり

今回は青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』を紹介します。 2021年本屋大賞第2位の作品です。 青山さんは外れないし、こちらも話題作だし、期待しちゃっています、わたくし。 羊毛フェルトの可愛い表紙もお気に入りです。 (今回のブログ記事は長いぞ。…

宇宙のみなしご/森絵都

今回は森絵都さんの『宇宙のみなしご』を紹介します。 1995年野間児童文芸新人賞受賞の作品です。 いつからあるのか、とにかくずっと本棚にあるのだけれど読んでいなかったので、ついに読もうと決心しました。 名作らしいので、少し期待して。 目次 あらすじ…

キッチン/吉本ばなな

今回は吉本ばななさんの『キッチン』を紹介します。 吉本ばななさんのデビュー作です。 『キッチン』で第6回海燕新人賞受賞、『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞を受賞しています。 さらに世界28ヵ国で翻訳されています。 よく書店のフェアとか…

水曜日の手紙/森沢明夫

今回は森沢明夫さんの『水曜日の手紙』を紹介します。 森沢明夫さんは、ほっこり、じんわりと温かい、そして人生で大切なことを気づかせてくれる作家さんというイメージです。 この作品も人気作なので、ほっこりを期待して。 目次 あらすじ 感想 『1章 井村…

たった、それだけ/宮下奈都

今回は宮下奈都さんの『たった、それだけ』を紹介します。 よく耳にする目にする作家さんの一人ですが、私、意外とまだ一冊も読んだことなかったみたいで……。自分でびっくり( ゚Д゚) 有名どころから読まないのが私。(変なこだわり) 表紙が素敵だったので、ま…

赤と青とエスキース/青山美智子

今回は青山美智子さんの『赤と青とエスキース』を紹介します。 2022年本屋大賞第2位の作品です。 新刊当初からずっとずっと読みたくて。でも私は文庫化を待つ人なので、こまめにチェックしながら待っていました。 そしたら忙しくしている間に文庫化されてい…

海の仙人・雉始雊/絲山秋子

今回は絲山秋子さんの『海の仙人・雉始雊』を紹介します。 『海の仙人』は芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞の作品です。 『御社のチャラ男』を読んでから、絲山さんの作品が気になっていて、装丁も可愛いので手に取りました。 ワードセンスがおもしろかったり…

ことり/小川洋子

今回は小川洋子さんの『ことり』を紹介します。 平成24年度芸術選奨文学科学大臣賞(文学部門)受賞の作品です。 書店でポップに名作だよ~みたいなことが書かれていたのがきっかけで購入した記憶があります。(なんせかなり積読状態だったので詳しく覚えて…

滅びの前のシャングリラ/凪良ゆう

今回は凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』を紹介します。 表紙とタイトルの美しさ、ここ数年話題の人気作家さんということで、ずっと気になっていた一冊です。 シャングリラとは理想郷のこと。 滅びの前の理想郷。どんなお話なのでしょう! 目次 あら…

秘密/東野圭吾

今回は東野圭吾さんの『秘密』を紹介します。 98年度ベストミステリーとして話題となった東野圭吾さんの代表作。 第52回日本推理作家協会賞受賞の作品です。 東野圭吾作品、読んでいきたいけれどたくさんあって迷う。 ひとまず代表作のひとつのこちらをと思…

夏美のホタル/森沢明夫

今回は森沢明夫さんの『夏美のホタル』を紹介します。 SNSのフォロワーさんが「お気に入りで大切な本」と紹介していた作品で、せっかくならば夏に読もうと企んでいた作品です。 学生さんたちが夏休みに入ったこの時期に相応しい作品。 私もこの物語の世界に…

運転者 未来を変える過去からの使者/喜多川泰 ※ネタバレ要素あり

今回は喜多川泰さんの『運転者 未来を変える過去からの使者』を紹介します。 前向きになれる、読んで良かった。 そんな評判をたくさん聞いて、今年の頭では書店でも平積みされ、とにかく話題になっています。 やっと読みます。かなり期待値上がっております…

ぎょらん/町田そのこ ※ネタバレ(考察)あり

今回は町田そのこさんの『ぎょらん』を紹介します。 ブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルさんに、1年ほど前に紹介していただき、文庫化を待ってついに読みました! 町田そのこさんの作品は読みやすく、押しつけがましい感じもない…

ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒

今回は安壇美緒さんの『ラブカは静かに弓を持つ』を紹介します。 第6回未来屋小説大賞第1位 2023年本屋大賞第2位 第25回大藪春彦賞受賞 という感じで、評価が高く話題になっている作品です。 スパイ×音楽小説ということで、どんなお話なのかわくわくします♪ …

臆病な僕らは今日も震えながら/汐見夏衛

今回は汐見夏衛さんの『臆病な僕らは今日も震えながら』を紹介します。 完全にジャケ買い(表紙買い)なのですが、感動作として話題になっている一冊です。 汐見さん作品は一度読んだことがあるのですが、その際に読みやすくて優しい文章と物語を書く方だな…

みちびきの変奏曲/内山純

今回は内山純さんの『みちびきの変奏曲』を紹介します。 表紙の女の子がかわいくて、タイトルがきれいで。 内山さんは以前『土曜はカフェ・チボリで』を読んだことがありまして、日常のほっこりミステリーのイメージがあります。 今回もほっこりな謎解きなの…

ただいま神様当番/青山美智子 ※少しネタバレ要素あり

今回は青山美智子さんの『ただいま神様当番』を紹介します。 青山さんといえば、感動やほっこりするお話。もうそこは絶対的信頼を置いています。 更に今回は「やっかいな神様」がお話のメインのようで、コメディっぽさも期待しちゃう。 更に更に、個人的に嬉…

光のとこにいてね/一穂ミチ ※ネタバレ要素あり

今回は一穂ミチさんの『光のとこにいてね』を紹介します。 第168回直木賞候補作、2023年第20回本屋大賞ノミネート作です。 キラキラしたタイトルが素敵で、そのタイトルが可愛らしくもあり、温かくもあり。 表紙の印象だけで、中身も知らないのに心がほっこ…

今日のハチミツ、あしたの私/寺地はるな

今回は寺地はるなさんの『今日のハチミツ、あしたの私』を紹介します。 書店やSNSでよく見かけるし、表紙デザインは美味しそうだし、タイトルも詩的。 なんだか美味しそうな、温かいお話かなという先入観のもと、表紙とおそろいのおやつをお供に読みました♪ …

ふたり、この夜と息をして/北原一

今回は北原一さんの『ふたり、この夜と息をして』を紹介します。 第9回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞したデビュー作です。 表紙の写真と金色の帯の色合い(写真になくてすみません!)、そして神木隆之介さんの推薦コメント。一瞬にして目を奪われました。…

眠れない夜は体を脱いで/彩瀬まる

今回は彩瀬まるさんの『眠れない夜は体を脱いで』を紹介します。 カシワイさんのイラストが好きで、今回もパッと目が留まって、つい。 帯の言葉も、経緯は知らないけれど突き刺さる。 彩瀬まるさん。名前は度々見かけるのですが、どんなお話を書く人なんでし…

月の満ち欠け/佐藤正午

今回は佐藤正午さんの『月の満ち欠け』を紹介します。 第157回直木賞受賞作です。 来月(2022年12月2日)映画が上映されます。 私のリスペクトしている方が読まれているのを機に購入したのですが、それで満足して読んでおらず。 映画化されるニュースで思い…

君を描けば嘘になる/綾崎隼

今回は綾崎隼さんの『君を描けば嘘になる』を紹介します。 まずこの表紙デザインが目を惹く美しさ。さすが青依青さん! そしてタイトルが詩的でかっこいい。 という理由で迷わず手に取りました。 ちなみに綾崎さん作品、他にも気になっているものがたくさん…

夜空に泳ぐチョコレートグラミー/町田そのこ

今回は町田そのこさんの『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』を紹介します。 町田さんのデビュー作。 この作品に収録されている『カメルーンの青い魚』が女による女のためのR-18文学賞の大賞を受賞しています。 一年前に読んだ『52ヘルツのクジラたち』の感動…