2024-01-01から1年間の記事一覧
今回は青山美智子さんの『赤と青とエスキース』を紹介します。 2022年本屋大賞第2位の作品です。 新刊当初からずっとずっと読みたくて。でも私は文庫化を待つ人なので、こまめにチェックしながら待っていました。 そしたら忙しくしている間に文庫化されてい…
今回は町田康さんの『猫のエルは』を紹介します。 ヒグチユウコさんのイラストに一目惚れ。 そしてあの『告白』という大作の作者さんではないか! あの雰囲気でねこのお話とは、想像がつかない。気になる。 というわけで、今作はボリュームも可愛らしいので…
今回は千早茜さんの『人形たちの白昼夢』を紹介します。 ジャケ買いです。 タイトルもかっこいい。 人形たちは、静かにいろんな世界を見てきているという感じなのかな? ではでは、人形たちが見てきた白昼夢を覗かせていただこう。 目次 あらすじ 感想 『コ…
今回は今村夏子さんの『あひる』を紹介します。 1話目の『あひる』が第155回芥川賞候補、そして河合隼雄物語賞を受賞されています。 2年くらい積読していたと思われるこちら。 私の読書仲間である本田読子さん、ニードル(違っていたらすまん!)も読んでい…
今回は絲山秋子さんの『海の仙人・雉始雊』を紹介します。 『海の仙人』は芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞の作品です。 『御社のチャラ男』を読んでから、絲山さんの作品が気になっていて、装丁も可愛いので手に取りました。 ワードセンスがおもしろかったり…
今回は恒川光太郎さんの『夜市』を紹介します。 ずっと読みたかったのですが、なぜかずっと後回しにしていた作品。 100分で楽しむ名作小説として再登場し、カバーが素敵だったので、この機に即購入!(通常版もそそられる装丁だけれど) ついでに同じシリー…
今回は村田沙耶香さんの『丸の内魔法少女ミラクリーナ』を紹介します。 タイトルだけ見たら児童書っぽくて、スルーするところですが。 村田沙耶香さんが書いたとあらば、これはシュールな物語な予感がする。 丸の内OLが魔法少女になった気分で、社会のあらゆ…
今回は近藤史恵さんの『私の命はあなたの命より軽い』を紹介します。 ずいぶん前に、表紙のゾワッとする美しさに惹かれて手に取ったこちら。 近藤史恵といえば、手軽に読みやすい系のミステリーの人という認識なのですが、こちらは重そうです。 でも、見た目…
今回は早見和真さんの『笑うマトリョーシカ』を紹介します。 今期(2024夏ドラマ)ドラマ化されましたね! ずっと温めていたのですが、ドラマ化を聞いて慌てて読み始めました。 原作を読んでから映像化作品を見たいのだ。 早見さんは『店長がバカすぎて』を…
今回は佐藤正午さんの『アンダーリポート/ブルー』を紹介します。 伊坂幸太郎さんが解説を書いていると知って、あらすじもおもしろそうで、ずっと気になっていました。 まだ佐藤正午さんの世界観を掴めていないので、どんなお話なのか楽しみです! 目次 あら…
今回は伊坂幸太郎さんの『夜の国のクーパー』を紹介しします。 伊坂さん好きなのですが、嬉しいことにたくさん作品がありまして、何から読もうかと迷ってしまいます。 その中でも今回は、表紙の可愛らしさと、帯の言葉に期待が膨らみ、積読していたこちらを…
今回は小川洋子さんの『ことり』を紹介します。 平成24年度芸術選奨文学科学大臣賞(文学部門)受賞の作品です。 書店でポップに名作だよ~みたいなことが書かれていたのがきっかけで購入した記憶があります。(なんせかなり積読状態だったので詳しく覚えて…
今回は殊能将之さんの『鏡の中は日曜日』を紹介します。第2回本格ミステリ大賞候補作です。 『ハサミ男』が衝撃的で、殊能さんの他作品も読んでみたく、まずは私の好きな北見隆さんの表紙であるこの作品を! 後になって知りましたが、こちらシリーズものだっ…
今回は天祢涼さんの『希望が死んだ夜に』を紹介します。 タイトルに悲哀の色が浮んでいて、でもどんなお話なのか気になる。 装丁もどこか魅力的です。 希望に満ちた季節に、あえて逆を行くお話を今回は読んでいきます! 目次 あらすじ 感想 最後に あらすじ …
今回は加藤シゲアキさんの『チュベローズで待ってる』を紹介します。 加藤シゲアキさんと言えばNEWSですね。アイドルですね。 何年か前に『ピンクとグレー』を読んだとき、アイドルの書く小説だからと甘く見ていましたが、これが衝撃作ですごくて。 十分に立…
今回は原田マハさんの『異邦人』を紹介します。 第6回京都本大賞を受賞した作品です。 ドラマ化もされているそうです。 帯の「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。という言葉に惹かれて積読していました。 久々のマハさん、わくわくです! 目次 あら…
今回は赤川次郎さんの『殺人よ、こんにちは』を紹介します。 とてつもなく物騒なタイトルですが、中村佑介さんのイラストでポップな雰囲気の表紙で、読みたくなりまして。 ずいぶん昔の作品で、これまたずいぶん昔にドラマ化、コミック化もされたそうです。 …
今回は一穂ミチさんの『スモールワールズ』を紹介します。 第43回吉川英治文学新人賞受賞、2022年本屋大賞第3位の作品です。 本屋大賞ノミネート時から、表紙がかわいくて気になっていて、文庫化までどうにか待ちました。 一穂ミチさん、『光のとこにいてね…
今回は市川憂人さんの『ジェリーフィッシュは凍らない』を紹介します。 第26回鮎川哲也賞受賞作です。 ちょこちょこ目にするし、帯にはあの『十角館の殺人』の綾辻行人さんの賞賛コメント。 これは読まないわけにはいかないと勝手に闘志に燃えて購入したわり…
今回は川上未映子さんの『黄色い家』を紹介します。 第75回読売文学賞、王様のブランチBOOK大賞2023を受賞。 キノベス!2024 第2位、そして2024年本屋大賞ノミネート。 とにかく話題になっていて勢いの止まらぬ一冊です。 発売当初、読みたくて読みたくて。…
今回はまさきとしかさんの『あなたが殺したのは誰』を紹介します。 前作の『あの日、君は何をした』『彼女が最後に見たものは』がすごくて、このシリーズの最新作が出ると去年知った時、大興奮しました。 今回はどんな衝撃を与えてくれるのでしょうか! 目次…
今回は凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』を紹介します。 表紙とタイトルの美しさ、ここ数年話題の人気作家さんということで、ずっと気になっていた一冊です。 シャングリラとは理想郷のこと。 滅びの前の理想郷。どんなお話なのでしょう! 目次 あら…
今回は乙一さんの『銃とチョコレート』を紹介します。 今日はバレンタインデーですね。 というわけで、チョコレートな一冊をチョイス。 乙一さんって「切なさの魔術師」と言われているんですね。かっこいい異名ね。 目次 あらすじ 感想 ※ネタバレ区域※ 最後…
今回は深木章子さんの『猫には推理がよく似合う』を紹介します。 前作と同じく素敵な表紙ですね! そしてタイトルも、とても好み。(猫好きです) たしかに三毛猫ホームズとか、猫が推理小説で扱われることって多いですね。 さてこちらは、どんな感じで猫が…
今回は坂木司さんの『アンと青春』を紹介します。 和菓子のアンシリーズ1作目を読んでからとても間が空いてしまいました。 でもしっかり覚えているから大丈夫なはず。 青春というのだから、アンちゃんに恋の予感または発展があるのかしら。 目次 あらすじ 感…
今回は八木詠美さんの『休館日の彼女たち』を紹介します。 『空芯手帳』に衝撃を受けて気になっていた作家さん。 2作目が去年出版されていたことを知り、読みたい欲が強かったのです。 今回はどんな作風なのでしょう……! 目次 あらすじ 感想 最後に あらすじ…
今回は沼田まほかるさんの『痺れる』を紹介します。 かなり前にブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルにおすすめいただいた一冊で、積読しっぱなしでしたが、ようやっと読みます!(お待たせニードル!) かわいらしいお花の萎れ具合…
今回はかげはら史帆さんの『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』を紹介します。 帯のシンプルな絶賛言葉に心を掴まれて、すぐに購入を決めたのですが、でも先に読まねばならない本があって、やっと読むことができる待ちに待った一冊。 ベートー…
今回は川上弘美さんの『某』を紹介します。 まあ、なんて可愛らしい表紙。 そして帯の言葉に、うっとり。 川上弘美さんは短編集しか読んだことないので、どんなお話か気になります。 目次 あらすじ 感想 最後に あらすじ 人間の形をした、人間でない生命体。…
今回はブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードル、ブログ「読子の本棚」の本田読子さんとの読書会 ”第3回 本の虫たちの読書会” の回でございます! 今回は私が選書いたしました、山田詠美さんの『血も涙もある』です。 『A2Z』で山田詠…