2023-01-01から1年間の記事一覧
なんともう2023年が終わろうとしているではありませんか。 歳を取るごとに、どんどん1年があっという間に感じるようになりました。 年末はワクワクする気持ちと、ちょっぴり寂しい気持ちとが入り混じって、変な感じになります。心が揺れに揺れます。 今年も…
今回はブログ「読子の本棚」の本田読子さん、ブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルとの読書会 ”第2回 本の虫たちの読書会” の回でございます 今回の選書係は本田読子さんで、米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』です。 書店でよく見…
今回は真梨幸子さんの『カウントダウン』を紹介します。 不気味な美しさを放つこの表紙。 そして真梨幸子さん。 読む前からもう既にゾクゾクします。 目次 あらすじ 感想 ※ネタバレ区域※ 最後に あらすじ 癌と診断され、余命半年と宣告された主人公。 後悔な…
今回は島本理生さんの『週末は彼女たちのもの』を紹介します。 久しぶりの島本理生さん! 今作はショートストーリーなので、隙間時間や併読に持ってこい。読みやすそうです。 今週末はクリスマスイブ。街がキラキラ最高潮な中で、島本さんの上質な恋愛小説を…
今回は小川洋子さんの『密やかな結晶』を紹介します。 出版は1999年ですが、2020年度「英国ブッカー国際賞」最終候補に残った作品です。 美しい表紙で、書店で度々見かけるし、海外でも高評価と知って、気になっていたこちら。 密やかに読んでいこうじゃない…
今回は東野圭吾さんの『秘密』を紹介します。 98年度ベストミステリーとして話題となった東野圭吾さんの代表作。 第52回日本推理作家協会賞受賞の作品です。 東野圭吾作品、読んでいきたいけれどたくさんあって迷う。 ひとまず代表作のひとつのこちらをと思…
今回は辻村深月さんの『傲慢と善良』を紹介します。 去年の発売時からとにかく話題になっていたこちら。 評価もかなり高いですね。 かなり遅ればせながら、ついに私も読むことにしました! 辻村さんは何冊か読んでいるのですが、作品の幅が広くてすごいなと…
今回はブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルとの読書会 "第4回 本好きのタイマン" の回でございます 今回の選書係はニードル。 道尾秀介さんの『鬼の跫音』です。 道尾さん、気になっていたところなんですよ♪ 単行本の表紙の方が好…
今回は鏑木蓮さんの『白砂』を紹介します。 本屋さん巡りしていた時に、このきれいな表紙に目が行き、帯やポップの言葉にも心を掴まれて購入後もずっと眺めていました。 切ない系ミステリー。そして表紙の白鹿がどう物語に絡んでいるのか。 少々厚めですが、…
今回は芦沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』を紹介します。 第164回直木賞候補作で、収録されている『ただ、運が悪かっただけ』『埋め合わせ』はそれぞれ日本推理作家協会賞短編部門候補になっています。 タイトルといい、装丁といい、どこかゾッとする…
今回は森絵都さんの『カザアナ』を紹介します。 1年ちょっと本棚で出番を待っていてくれました。(さっさと読め) 表紙が素敵で即決で購入。 森絵都さんといえば『カラフル』が名作ですね。 何度読んでも感動して、大切なものを気づかせてくれるお話。 森絵…
今回は永井するみさんの『ダブル』を紹介します。 永井さんといえばインパクト強めの狂気を感じさせるお話で、どれもおもしろいのですが、狂気を超える狂気とな!? いつにも増して期待しちゃう帯のお言葉。 楽しみです……! 目次 あらすじ 感想 最後に あら…
今回はブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルとの読書会 ”第3回 本好きのタイマン” の回でございます 今回の選書係はわたくし、はむちゃんがさせていただきました。 栗田有起さんの『オテル モル』です。 第131回芥川賞候補の作品で…
今回は武田綾乃さんの『その日、朱音は空を飛んだ』を紹介します。 鮮やかで可愛いイラストの表紙ですが、タイトルからもわかる通り暗澹とした中身です。 朱音ちゃんはなぜ空を飛ぶことを選んでしまったのでしょうか。 そこんところ、解明されるのかしら。 …
今回は佐藤正午さんの『身の上話』を紹介します。 佐藤さんの代表作『月の満ち欠け』を読んで、他にはどんなお話を描く作家さんなのかと気になり、まずは評価の高めなこちらを選んでみました。 私の好きな作家さんの一人である伊坂幸太郎さんも絶賛な佐藤正…
今回は森見登美彦さんの『夜行』を紹介します。 第156回直木賞、第14回(2017年)本屋大賞のダブルノミネート、そして第7回広島本大賞を受賞した作品です。 発売当時に私も読みました!(7年くらい前かな) 年月が経った今でもすごく印象に残っていて、でも…
さてさて、今回はブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルとの読書会”第2回 本好きのタイマン”の回でございます 今回の選書係はニードル。 増田忠則さんの『悪意』です。 増田忠則さんのデビュー作で、この本に収録されている『マグノ…
今回は斎藤彩さんの『母という呪縛 娘という牢獄』を紹介します。 ずっとずっと気になっていたこちらの本。 ついに読みましたぞ! 私事ですがお盆から不調で沈黙していました。ただいま! この作品はその絶不調前夜に読了したものです。(2023.8.13頃かな) …
今回は髙樹のぶ子さんの『ほとほと 歳時記ものがたり』を紹介します。 去年、髙樹さんの作品を読んで他作品も読みたいと探していたところ、表紙と「歳時記ものがたり」というワードに惹かれて手に取りました。 最近、時代小説も読むようになったからか好きな…
ついに始まりました! ブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルと共に始動 第1回 本好きのタイマン 今回は私が課題図書を決めさせてもらいました。 彩坂美月さんの『向日葵を手折る』です。 表紙とタイトルの印象で決めるという、いつ…
今回は貫井徳郎さんの『微笑む人』を紹介します。 お久しぶりです貫井さん。 表紙がもう不気味!(表紙の人に失礼) 絶対不穏だ。微笑みながら人を殺めちゃうやつだ!(先走り) じつはこちら2020年にドラマ化されていたそうです。見たかった……。 目次 あら…
今回は恩田陸さんの『七月に流れる花/八月は冷たい城』を紹介します。 タイトルに沿って7月の終わりから8月を跨いで読みたいと思って、楽しみに積読していたお話です♪ ダーク・ファンタジーということで、絶対おもしろいじゃんかと期待値アゲアゲです。 目次…
今回は森沢明夫さんの『夏美のホタル』を紹介します。 SNSのフォロワーさんが「お気に入りで大切な本」と紹介していた作品で、せっかくならば夏に読もうと企んでいた作品です。 学生さんたちが夏休みに入ったこの時期に相応しい作品。 私もこの物語の世界に…
今回は永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』を紹介します。 第169回直木三十五賞、第35回山本周五郎賞を受賞した作品です。 表紙が可愛らしいのにあだ討ちという内容のギャップに惹かれ、当時直木賞ノミネートと聞いていたので手に取りましたが、読み進めて…
今回は森見登美彦さんの『宵山万華鏡』を紹介します。 お気に入り作家さんのひとりである森見さん。 ちょっとずつ全作制覇を目指しており、せっかくならば宵山の時期にと温めていた積読本。 ちなみに宵山とは、祇園祭のメインである山鉾巡行の前夜祭のような…
今回は西加奈子さんの『窓の魚』を紹介します。 有名な作家さんなのでいつかは読んでみたいと思いつつ、作品が多くて何から読もうか迷子でした。 帯が決め手で、この作品に決定です! タイトルや表紙からはどのようなお話か想像つきませんが、楽しみです。 …
今回は喜多川泰さんの『運転者 未来を変える過去からの使者』を紹介します。 前向きになれる、読んで良かった。 そんな評判をたくさん聞いて、今年の頭では書店でも平積みされ、とにかく話題になっています。 やっと読みます。かなり期待値上がっております…
今回は結城真一郎さんの『#真相をお話しします』を紹介します。 2023年本屋大賞ノミネート作、第22回本格ミステリ大賞ノミネート作です。 収録されている短編『#拡散希望』は第74回日本推理作家協会賞短編部門受賞。 という感じで話題にならないわけがない…
今回は町田そのこさんの『ぎょらん』を紹介します。 ブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルさんに、1年ほど前に紹介していただき、文庫化を待ってついに読みました! 町田そのこさんの作品は読みやすく、押しつけがましい感じもない…
今回は深緑野分さんの『この本を盗む者は』を紹介します。 2021年本屋大賞ノミネート作です。 前々から気になっていたこの本。 単行本の表紙も素敵でしたが、文庫本はまた違う雰囲気でかわいいです。 タイトルもかっこよくて意味深で、どの角度から見ても魅…