2022-01-01から1年間の記事一覧
2022年がもうすぐ幕を閉じます。 今年はたくさんの本に出会うことができ、充実した読書時間を過ごすことができました。 これも、ブログ記事や、私の記事のコメント欄などで本を紹介してくれるみなさんのおかげです。 本当に感謝です。ありがとうございました…
今回はまさきとしかさんの『祝福の子供』を紹介します。 まさきとしかさん、今年に入って見つけたお気に入り作家さんです。(もう今年も終わりそうですね) 『あの日、君は何をした』『彼女が最後に見たものは』が衝撃的すぎて、他の作品も読みたいとずっと…
今回は椰月美智子さんの『純喫茶パオーン』を紹介します。 ずっとこのレトロ感がかわいい表紙、気になっていました。 ついに文庫化したので手に取ります。 不思議な事件と個性的な人々が引き寄せられる喫茶店。 どんな日常ほっこりミステリーが待ち受けてい…
今回は多崎礼さんの『煌夜祭』を紹介します。 煌夜祭ってなに? どんなお祭りなの? 煌びやかな夜のお祭り? という好奇心から手に取ったこの本。 さらっとあらすじを見ると冬至の日のお話ということで、せっかくなら冬至に読もうと楽しみに積読していた一冊…
今回は寺地はるなさんの『今日のハチミツ、あしたの私』を紹介します。 書店やSNSでよく見かけるし、表紙デザインは美味しそうだし、タイトルも詩的。 なんだか美味しそうな、温かいお話かなという先入観のもと、表紙とおそろいのおやつをお供に読みました♪ …
今回は北原一さんの『ふたり、この夜と息をして』を紹介します。 第9回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞したデビュー作です。 表紙の写真と金色の帯の色合い(写真になくてすみません!)、そして神木隆之介さんの推薦コメント。一瞬にして目を奪われました。…
今回は宮部みゆきさんの『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』を紹介します。こちらのシリーズものもマイペースに、ゆるゆると読んでおります。 1冊目より話の雰囲気に馴染めてきて、登場人物や設定にも愛着が湧いているので、読みやすくなってきました。 今…
今回は彩瀬まるさんの『眠れない夜は体を脱いで』を紹介します。 カシワイさんのイラストが好きで、今回もパッと目が留まって、つい。 帯の言葉も、経緯は知らないけれど突き刺さる。 彩瀬まるさん。名前は度々見かけるのですが、どんなお話を書く人なんでし…
今回は柚木麻子さんの『ナイルパーチの女子会』を紹介します。 第28回山本周五郎賞、第3回高校生直木賞受賞作です。 私の好きな読書ブログ「読子の本棚」の本田読子さんの記事にチラッと紹介されていて、惹かれました。購入即決。(端的に紹介しても魅力が伝…
今回は湊かなえさんの『落日』を紹介します。 人気有名作家さんである湊さん。イヤミスの女王と呼ばれているほどの実力があるのですが、じつは読んだことがありませんでした。(自分に驚く) イヤミス好きなのに。 ドラマの『リバース』は当時、毎週楽しみに…
今回は小川洋子さんの『約束された移動』を紹介します。 小川洋子さんは有名な作品をたくさん出版していますが、こちらが初読です! 芸術的でいて不思議な構図の表紙。 そしてキャッチーで、意味はわからないけれどかっこいい語感のタイトル。 不思議な世界…
今回は森博嗣さんの『タカイ×タカイ』を紹介します。 前作から大分間を空けてしまいましたが、ゆるゆると「Xシリーズ」を確実にちゃんと読んでおります。(念押し) 今回はどんな風に事件を解決していくのでしょうか。 真鍋×小川のやりとりがツボなので、期…
今回は佐藤正午さんの『月の満ち欠け』を紹介します。 第157回直木賞受賞作です。 来月(2022年12月2日)映画が上映されます。 私のリスペクトしている方が読まれているのを機に購入したのですが、それで満足して読んでおらず。 映画化されるニュースで思い…
今回は近藤史恵さんの『歌舞伎座の怪紳士』を紹介します。表紙が煌びやかでかわいらしいです。タイトルも「オペラ座の怪人」を文字ったおもしろセンス。 怪しい紳士が出てくるっぽいです……。気になります! 目次 あらすじ 感想 最後に < スポンサーリンク > …
今回は綾崎隼さんの『君を描けば嘘になる』を紹介します。 まずこの表紙デザインが目を惹く美しさ。さすが青依青さん! そしてタイトルが詩的でかっこいい。 という理由で迷わず手に取りました。 ちなみに綾崎さん作品、他にも気になっているものがたくさん…
今回は町田康さんの『告白』を紹介します。 第41回谷崎潤一郎賞受賞、朝日新聞識者120人が選んだ平成の30冊第3位! 平成を代表する小説という貫禄にも興味をそそられるのですが、私が興味を持ったきっかけは大きな帯に書かれた中央公論新社の新入社員さんの…
今回は川上弘美さんの『ぼくの死体をよろしくたのむ』を紹介します。 めちゃくちゃパンチのあるタイトルじゃありません? どういうこと!? って気になりません? そして表紙の魚。 本当に、一体これはどんなお話なの? 好奇心が抑えられませんでした。これ…
今回は原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』を紹介します。 2017年(第14回)本屋大賞で6位にランクインした話題作です。 『楽園のカンヴァス』の続編というか、シリーズ第2弾みたいな感じの作品です。 アートに詳しくなくても誰もが知っている20世紀の有名画家…
今回は宮部みゆきさんの『火車』を紹介します。 第6回山本周五郎賞受賞の作品です。 以前、宮部みゆきさんの作品をブログに書いたときにニードルさまがコメントでおすすめしてくださった作品です。 宮部みゆきさんのミステリーを読みたかったものの、どれか…
今回は小野寺史宜さんの『ひと』を紹介します。 2019年本屋大賞第2位の作品です。 書店でよく見かけていて、話題にもなっていたのですが、あまり惹かれなくて手に取るまでには至らず。 しかし、SNSで繋がっている方に紹介してもらったことを機に再認識、さら…
今回は坂口安吾さんの『不連続殺人事件』を紹介します。 第二回探偵作家クラブ賞受賞作です。 坂口安吾さんの別作品を読みたくて探していたのですが、勝手に純文学を書くイメージがあり、ミステリーを書いているという意外性から(坂口安吾作品を読んだこと…
今回は近藤史恵さんの『ホテル・ピーベリー』を紹介します。 写真にはないのですが、帯にこのホテルのみんな、嘘をついていると書いてあり、興味をそそられました。 あと表紙デザインが好き。(ほぼ毎回これ言っている) こんなかわいらしい表紙の中身にはど…
今回は宮部みゆきさんの『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』を紹介します。 『おそろし』を読んでから宮部さんの百物語にハマりましたので、続編のこちらを! 今回はどんな百物語が待ち受けているのでしょうか……! 目次 あらすじ 感想 『第一話 逃げ水』 『…
今回は井上真偽さんの『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』を紹介します。 だいぶ前に紹介した『恋と禁忌の述語論理』の1編、『その可能性はすでに考えた』の続編をついに読む時が来ました!(安定の積読状態でした) 今作も表紙デザインが美しい! 妖艶…
今回は宮本輝さんの『錦繍』を紹介します。 私の好きな女優さんである石田ゆり子さんの推薦文が帯に載っていたので迷わず手に取りました。石田ゆり子さんが何度も読んでいるというラブストーリー。 ニヤニヤしながら(怪しい人)早速読みました! 目次 あら…
今回は島本理生さんの『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』を紹介します。 私のお気に入り作家さんのひとり。 島本さん作品の中でも人気ランキング上位に入ると噂のこちらを、ついに読みました! (ずっと積読していた) 目次 あらすじ 感想 最後に <…
今回は町田そのこさんの『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』を紹介します。 町田さんのデビュー作。 この作品に収録されている『カメルーンの青い魚』が女による女のためのR-18文学賞の大賞を受賞しています。 一年前に読んだ『52ヘルツのクジラたち』の感動…
今回は髙樹のぶ子さんの『私が愛したトマト』を紹介します。 私トマト苦手なんです。煮込んだら美味しく食べられます。 苦手だけれど、見た目は好きなんです。きれいな赤色でかわいいまんまる。 好きになりたくて毎年一度、果敢に挑戦するのですが、今のとこ…
今回は森博嗣さんの『キラレ×キラレ』を紹介します。 Xシリーズ第二弾。 第一弾読了から、他の小説に浮気し続けてだいぶ日が空いてしまいましたが。 まだ設定は覚えていますし、おもしろかった記憶もホカホカです。 今作も表紙と帯がレトロで可愛らしいです…
今回は深木章子さんの『消えた断章』を紹介します。 消えた断章。タイトルから察するに、文章の断片が消えたらしいです。 語感がなんか好きだな、表紙デザインもなんか好きだな。 というふわふわした動機で手に取りました。表紙買いです。 はじめましての作…