今回は伊坂幸太郎さんの『夜の国のクーパー』を紹介しします。 伊坂さん好きなのですが、嬉しいことにたくさん作品がありまして、何から読もうかと迷ってしまいます。 その中でも今回は、表紙の可愛らしさと、帯の言葉に期待が膨らみ、積読していたこちらを…
今回は小川洋子さんの『ことり』を紹介します。 平成24年度芸術選奨文学科学大臣賞(文学部門)受賞の作品です。 書店でポップに名作だよ~みたいなことが書かれていたのがきっかけで購入した記憶があります。(なんせかなり積読状態だったので詳しく覚えて…
今回は殊能将之さんの『鏡の中は日曜日』を紹介します。第2回本格ミステリ大賞候補作です。 『ハサミ男』が衝撃的で、殊能さんの他作品も読んでみたく、まずは私の好きな北見隆さんの表紙であるこの作品を! 後になって知りましたが、こちらシリーズものだっ…
今回は天祢涼さんの『希望が死んだ夜に』を紹介します。 タイトルに悲哀の色が浮んでいて、でもどんなお話なのか気になる。 装丁もどこか魅力的です。 希望に満ちた季節に、あえて逆を行くお話を今回は読んでいきます! 目次 あらすじ 感想 最後に あらすじ …
今回は加藤シゲアキさんの『チュベローズで待ってる』を紹介します。 加藤シゲアキさんと言えばNEWSですね。アイドルですね。 何年か前に『ピンクとグレー』を読んだとき、アイドルの書く小説だからと甘く見ていましたが、これが衝撃作ですごくて。 十分に立…
今回は原田マハさんの『異邦人』を紹介します。 第6回京都本大賞を受賞した作品です。 ドラマ化もされているそうです。 帯の「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。という言葉に惹かれて積読していました。 久々のマハさん、わくわくです! 目次 あら…
今回は赤川次郎さんの『殺人よ、こんにちは』を紹介します。 とてつもなく物騒なタイトルですが、中村佑介さんのイラストでポップな雰囲気の表紙で、読みたくなりまして。 ずいぶん昔の作品で、これまたずいぶん昔にドラマ化、コミック化もされたそうです。 …
今回は一穂ミチさんの『スモールワールズ』を紹介します。 第43回吉川英治文学新人賞受賞、2022年本屋大賞第3位の作品です。 本屋大賞ノミネート時から、表紙がかわいくて気になっていて、文庫化までどうにか待ちました。 一穂ミチさん、『光のとこにいてね…
今回は市川憂人さんの『ジェリーフィッシュは凍らない』を紹介します。 第26回鮎川哲也賞受賞作です。 ちょこちょこ目にするし、帯にはあの『十角館の殺人』の綾辻行人さんの賞賛コメント。 これは読まないわけにはいかないと勝手に闘志に燃えて購入したわり…
今回は川上未映子さんの『黄色い家』を紹介します。 第75回読売文学賞、王様のブランチBOOK大賞2023を受賞。 キノベス!2024 第2位、そして2024年本屋大賞ノミネート。 とにかく話題になっていて勢いの止まらぬ一冊です。 発売当初、読みたくて読みたくて。…
今回はまさきとしかさんの『あなたが殺したのは誰』を紹介します。 前作の『あの日、君は何をした』『彼女が最後に見たものは』がすごくて、このシリーズの最新作が出ると去年知った時、大興奮しました。 今回はどんな衝撃を与えてくれるのでしょうか! 目次…
今回は凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』を紹介します。 表紙とタイトルの美しさ、ここ数年話題の人気作家さんということで、ずっと気になっていた一冊です。 シャングリラとは理想郷のこと。 滅びの前の理想郷。どんなお話なのでしょう! 目次 あら…
今回は乙一さんの『銃とチョコレート』を紹介します。 今日はバレンタインデーですね。 というわけで、チョコレートな一冊をチョイス。 乙一さんって「切なさの魔術師」と言われているんですね。かっこいい異名ね。 目次 あらすじ 感想 ※ネタバレ区域※ 最後…
今回は深木章子さんの『猫には推理がよく似合う』を紹介します。 前作と同じく素敵な表紙ですね! そしてタイトルも、とても好み。(猫好きです) たしかに三毛猫ホームズとか、猫が推理小説で扱われることって多いですね。 さてこちらは、どんな感じで猫が…
今回は坂木司さんの『アンと青春』を紹介します。 和菓子のアンシリーズ1作目を読んでからとても間が空いてしまいました。 でもしっかり覚えているから大丈夫なはず。 青春というのだから、アンちゃんに恋の予感または発展があるのかしら。 目次 あらすじ 感…
今回は八木詠美さんの『休館日の彼女たち』を紹介します。 『空芯手帳』に衝撃を受けて気になっていた作家さん。 2作目が去年出版されていたことを知り、読みたい欲が強かったのです。 今回はどんな作風なのでしょう……! 目次 あらすじ 感想 最後に あらすじ…
今回は沼田まほかるさんの『痺れる』を紹介します。 かなり前にブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルにおすすめいただいた一冊で、積読しっぱなしでしたが、ようやっと読みます!(お待たせニードル!) かわいらしいお花の萎れ具合…
今回はかげはら史帆さんの『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』を紹介します。 帯のシンプルな絶賛言葉に心を掴まれて、すぐに購入を決めたのですが、でも先に読まねばならない本があって、やっと読むことができる待ちに待った一冊。 ベートー…
今回は川上弘美さんの『某』を紹介します。 まあ、なんて可愛らしい表紙。 そして帯の言葉に、うっとり。 川上弘美さんは短編集しか読んだことないので、どんなお話か気になります。 目次 あらすじ 感想 最後に あらすじ 人間の形をした、人間でない生命体。…
今回はブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードル、ブログ「読子の本棚」の本田読子さんとの読書会 ”第3回 本の虫たちの読書会” の回でございます! 今回は私が選書いたしました、山田詠美さんの『血も涙もある』です。 『A2Z』で山田詠…
今回は織守きょうやさんの『花束は毒』を紹介します。 第5回未来屋小説大賞を受賞した話題作です。 かっこよくも意味深なタイトルに、美しくも毒々しい装丁。 ずっとずっと気になっていました。 忙しくなる前に読んでしまえと、勢いづいて、さあさあ読むぞ。…
今回は村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を紹介します。 まずカラフルで可愛らしい表紙に惹かれまして、さらにタイトルが不思議で気になっていた作品です。 色彩を持たない……多崎つくる……? どういうことなんだ。白黒の世界を生き…
なんともう2023年が終わろうとしているではありませんか。 歳を取るごとに、どんどん1年があっという間に感じるようになりました。 年末はワクワクする気持ちと、ちょっぴり寂しい気持ちとが入り混じって、変な感じになります。心が揺れに揺れます。 今年も…
今回はブログ「読子の本棚」の本田読子さん、ブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルとの読書会 ”第2回 本の虫たちの読書会” の回でございます 今回の選書係は本田読子さんで、米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』です。 書店でよく見…
今回は真梨幸子さんの『カウントダウン』を紹介します。 不気味な美しさを放つこの表紙。 そして真梨幸子さん。 読む前からもう既にゾクゾクします。 目次 あらすじ 感想 ※ネタバレ区域※ 最後に あらすじ 癌と診断され、余命半年と宣告された主人公。 後悔な…
今回は島本理生さんの『週末は彼女たちのもの』を紹介します。 久しぶりの島本理生さん! 今作はショートストーリーなので、隙間時間や併読に持ってこい。読みやすそうです。 今週末はクリスマスイブ。街がキラキラ最高潮な中で、島本さんの上質な恋愛小説を…
今回は小川洋子さんの『密やかな結晶』を紹介します。 出版は1999年ですが、2020年度「英国ブッカー国際賞」最終候補に残った作品です。 美しい表紙で、書店で度々見かけるし、海外でも高評価と知って、気になっていたこちら。 密やかに読んでいこうじゃない…
今回は東野圭吾さんの『秘密』を紹介します。 98年度ベストミステリーとして話題となった東野圭吾さんの代表作。 第52回日本推理作家協会賞受賞の作品です。 東野圭吾作品、読んでいきたいけれどたくさんあって迷う。 ひとまず代表作のひとつのこちらをと思…
今回は辻村深月さんの『傲慢と善良』を紹介します。 去年の発売時からとにかく話題になっていたこちら。 評価もかなり高いですね。 かなり遅ればせながら、ついに私も読むことにしました! 辻村さんは何冊か読んでいるのですが、作品の幅が広くてすごいなと…
今回はブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルとの読書会 "第4回 本好きのタイマン" の回でございます 今回の選書係はニードル。 道尾秀介さんの『鬼の跫音』です。 道尾さん、気になっていたところなんですよ♪ 単行本の表紙の方が好…