本好きの秘密基地

読んだ本への思いをありったけ書いていきます。読みたい本探し、本の感想を共有したい、おすすめ本がある(いつでも募集中だよ)。そんなアナタの場所でもあります。コメント欄で意見などを待っています。(誹謗中傷NG)

恋愛

零の晩夏/岩井俊二 ※ネタバレ要素あり

今回は岩井俊二さんの『零の晩夏』を紹介します。 ずーっと読みたかった。気になっていた。 文庫化されるのかな~と待っていたのですが、そんな情報が未だないのでもう借りちゃえと。 タイトルが素敵すぎる。そして帯にあったあらすじもインパクトあって。 …

二人キリ/村山由佳

今回は村山由佳さんの『二人キリ』を紹介します。 阿部定事件のお話ということで気になっていました。 といっても阿部定事件のこと詳しくないのですが。「阿部定事件」という単語として知っているだけなのですが……笑 帯を読んで、事件の大まかな部分は、そう…

伊豆の踊り子/川端康成

今回は川端康成さんの『伊豆の踊り子』を紹介します。 川端康成作品といえばまず『雪国』が浮かぶのですが(次に『伊豆の踊り子』) 荒木飛呂彦さんのスタンドを使いそうな踊り子の装丁に惹かれて、まずこっち。 名作と呼ばれるこのお話、何度も映画化されて…

一緒に絶望いたしましょうか/狗飼恭子

今回は狗飼恭子さんの『一緒に絶望いたしましょうか』を紹介します。 鮮やかな装丁に目を惹かれ、タイトルの意味がとても気になる……! 聞いたことない作家さんでしたが、脚本家としての作品たちは有名どころが多く、これは期待してしまいます。 さて、とんで…

白いしるし/西加奈子

今回は西加奈子さんの『白いしるし』を紹介します。新潮文庫のフェアで毎年、いや年中お見かけする本なので気になっておりました。 かわいいねこさんの表紙に、なんとなくかわいらしい話を連想するのですが(単純)、どれどれ、どんなお話かしら。 目次 あら…

あなたの愛人の名前は/島本理生

今回は島本理生さんの『あなたの愛人の名前は』を紹介します。 タイトルがね、いいのよ。 ドロドロしていそうだけれど、いいのよ。 島本さんにかかれば、こんなのもドロドロじゃなさそうなのよ。 定期的に読みたくなる島本理生さんの本、はっじまるよ~! 目…

ざらざら/川上弘美

今回は川上弘美さんの『ざらざら』を紹介します。 川上さんの掌編集『ぼくの死体をよろしくたのむ』を読んで、独特な感じがクセになるなと感じたので、ほかも読みたくなり、買って満足はや2年。時の流れは早いですね。(言い訳) 子育て中で、まとまった時間…

赤と青とエスキース/青山美智子

今回は青山美智子さんの『赤と青とエスキース』を紹介します。 2022年本屋大賞第2位の作品です。 新刊当初からずっとずっと読みたくて。でも私は文庫化を待つ人なので、こまめにチェックしながら待っていました。 そしたら忙しくしている間に文庫化されてい…

週末は彼女たちのもの/島本理生

今回は島本理生さんの『週末は彼女たちのもの』を紹介します。 久しぶりの島本理生さん! 今作はショートストーリーなので、隙間時間や併読に持ってこい。読みやすそうです。 今週末はクリスマスイブ。街がキラキラ最高潮な中で、島本さんの上質な恋愛小説を…

傲慢と善良/辻村深月

今回は辻村深月さんの『傲慢と善良』を紹介します。 去年の発売時からとにかく話題になっていたこちら。 評価もかなり高いですね。 かなり遅ればせながら、ついに私も読むことにしました! 辻村さんは何冊か読んでいるのですが、作品の幅が広くてすごいなと…

窓の魚/西加奈子 ※ネタバレ要素あり

今回は西加奈子さんの『窓の魚』を紹介します。 有名な作家さんなのでいつかは読んでみたいと思いつつ、作品が多くて何から読もうか迷子でした。 帯が決め手で、この作品に決定です! タイトルや表紙からはどのようなお話か想像つきませんが、楽しみです。 …

神様の暇つぶし/千早茜

今回は千早茜さんの『神様の暇つぶし』を紹介します。 表紙もタイトルも素敵で一目ぼれ。 そして千早さんは最近、私の中で勢いのある作家さんという認知をしております。(お初です) 大人の恋愛小説っぽい雰囲気が漂っていますが、どんなお話なのかな! 目…

汝、星のごとく/凪良ゆう

今回は凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』を紹介します。 第168回直木賞候補作、第44回吉川英治文学新人賞候補作 2022王様のブランチBOOK大賞、2023年第20回本屋大賞受賞 未来屋小説大賞第2位……(賞、ノミネート、ランクイン多すぎてここまでで省略) 発売前…

葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午 ※ネタバレ要素あり

今回は歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』を紹介します。 第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。 このミステリーがすごい!2004年版、本格ミステリベスト10で第1位。 週刊文春 推理小説ベスト10 2003年度第2位。 す、すご…

大人になったら、/畑野智美

今回は畑野智美さんの『大人になったら、』を紹介します。 表紙がかわいい。正真正銘の表紙買いです。 色味も私好みで、躊躇もなく手に取りました。 8年ぶりの恋かあ。このフレーズだけでウキウキしちゃいます。 目次 あらすじ 感想 最後に リンク あらすじ …

生きてるだけで、愛。/本谷有希子

今回は本谷有希子さんの『生きてるだけで、愛。』を紹介します。 葛飾北斎の浮世絵『神奈川沖浪裏』をピンクに染め上げたこの表紙。目を惹きます。 富士山からハートが出ているのもかわいい。 タイトルもかっこいいです。 タイトルから察するに愛が溢れる感…

恋のゴンドラ/東野圭吾

今回は東野圭吾さんの『恋のゴンドラ』を紹介します。 最高or最低のラブストーリー 貴女ならどんな罰を与えますか ゾクゾクする帯の謳い文句に引き寄せられて手に取りました。 東野さんはミステリーのイメージですが、どんなラブストーリーに仕上がっている…

ホワイトカメリア/MIYAMU

今回はMIYAMUさんの『ホワイトカメリア』を紹介します。 大人にも響く恋愛小説として紹介されていたので、ずっと気になっていました。 大人の恋愛小説の貫禄、やはり表紙もおしゃれです。 甘くてビターな感じを想像しておりますが、さて、どんなお話なのでし…

君を描けば嘘になる/綾崎隼

今回は綾崎隼さんの『君を描けば嘘になる』を紹介します。 まずこの表紙デザインが目を惹く美しさ。さすが青依青さん! そしてタイトルが詩的でかっこいい。 という理由で迷わず手に取りました。 ちなみに綾崎さん作品、他にも気になっているものがたくさん…

錦繍/宮本輝

今回は宮本輝さんの『錦繍』を紹介します。 私の好きな女優さんである石田ゆり子さんの推薦文が帯に載っていたので迷わず手に取りました。石田ゆり子さんが何度も読んでいるというラブストーリー。 ニヤニヤしながら(怪しい人)早速読みました! 目次 あら…

わたしたちは銀のフォークと薬を手にして/島本理生

今回は島本理生さんの『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』を紹介します。 私のお気に入り作家さんのひとり。 島本さん作品の中でも人気ランキング上位に入ると噂のこちらを、ついに読みました! (ずっと積読していた) 目次 あらすじ 感想 最後に <…

#9(ナンバーナイン)/原田マハ

今回は原田マハさんの『#9(ナンバーナイン)』を紹介します。 妖艶な雰囲気の表紙デザイン、帯の一生、手放せない絵。一生、忘れない恋。というキャッチーな言葉、タイトルの謎めいたかっこよさに惹かれて迷わず手に取りました。 私の好きな作家さんだし…

夜はおしまい/島本理生 ※ネタバレ要素あり

今回は島本理生さんの『夜はおしまい』を紹介します。 表紙のデザインがきれいで、タイトルの響きも個人的に好きで手にとりました。 帯の言葉にも惹かれます! 目次 あらすじ 感想 『夜のまっただなか』 『サテライトの女たち』 『雪ト逃ゲル』 『静寂』 最…

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。/汐見夏衛

今回は、汐見夏衛さんの『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を紹介します。 めちゃくちゃ泣ける小説と聞いて興味があったものの、見た目の印象がラノベっぽくてなかなか読まないままでいました。(昔はラノベをよく読んでいたのに今は謎の拒否反応………