本好きの秘密基地

読んだ本への思いをありったけ書いていきます。読みたい本探し、本の感想を共有したい、おすすめ本がある(いつでも募集中だよ)。そんなアナタの場所でもあります。コメント欄で意見などを待っています。(誹謗中傷NG)

人間ドラマ

異邦人/原田マハ

今回は原田マハさんの『異邦人』を紹介します。 第6回京都本大賞を受賞した作品です。 ドラマ化もされているそうです。 帯の「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。という言葉に惹かれて積読していました。 久々のマハさん、わくわくです! 目次 あら…

スモールワールズ/一穂ミチ

今回は一穂ミチさんの『スモールワールズ』を紹介します。 第43回吉川英治文学新人賞受賞、2022年本屋大賞第3位の作品です。 本屋大賞ノミネート時から、表紙がかわいくて気になっていて、文庫化までどうにか待ちました。 一穂ミチさん、『光のとこにいてね…

黄色い家/川上未映子

今回は川上未映子さんの『黄色い家』を紹介します。 第75回読売文学賞、王様のブランチBOOK大賞2023を受賞。 キノベス!2024 第2位、そして2024年本屋大賞ノミネート。 とにかく話題になっていて勢いの止まらぬ一冊です。 発売当初、読みたくて読みたくて。…

血も涙もある/山田詠美

今回はブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードル、ブログ「読子の本棚」の本田読子さんとの読書会 ”第3回 本の虫たちの読書会” の回でございます! 今回は私が選書いたしました、山田詠美さんの『血も涙もある』です。 『A2Z』で山田詠…

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上春樹

今回は村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を紹介します。 まずカラフルで可愛らしい表紙に惹かれまして、さらにタイトルが不思議で気になっていた作品です。 色彩を持たない……多崎つくる……? どういうことなんだ。白黒の世界を生き…

傲慢と善良/辻村深月

今回は辻村深月さんの『傲慢と善良』を紹介します。 去年の発売時からとにかく話題になっていたこちら。 評価もかなり高いですね。 かなり遅ればせながら、ついに私も読むことにしました! 辻村さんは何冊か読んでいるのですが、作品の幅が広くてすごいなと…

その日、朱音は空を飛んだ/武田綾乃

今回は武田綾乃さんの『その日、朱音は空を飛んだ』を紹介します。 鮮やかで可愛いイラストの表紙ですが、タイトルからもわかる通り暗澹とした中身です。 朱音ちゃんはなぜ空を飛ぶことを選んでしまったのでしょうか。 そこんところ、解明されるのかしら。 …

命売ります/三島由紀夫

今回は三島由紀夫さんの『命売ります』を紹介します。 SNSのフォロワーさんが三島由紀夫さんのおすすめ作品アンケートを取っていたのを機に、有名作家さんだから私も読んでみたいと思ったのがきっかけです。 代表作がたくさんあるのですが、まずは多く名が挙…

ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒

今回は安壇美緒さんの『ラブカは静かに弓を持つ』を紹介します。 第6回未来屋小説大賞第1位 2023年本屋大賞第2位 第25回大藪春彦賞受賞 という感じで、評価が高く話題になっている作品です。 スパイ×音楽小説ということで、どんなお話なのかわくわくします♪ …

西洋菓子店プティ・フール/千早茜

今回は千早茜さんの『西洋菓子店プティ・フール』を紹介します。 可愛らしい表紙です。 こちらは読書仲間である知人におすすめしていただいた作品です。 意外にも大人女性のリアルな心情が描かれているということで、気になる気になる。 目次 あらすじ 感想 …

BUTTER/柚木麻子

今回は柚木麻子さんの『BUTTER』を紹介します。 第157回直木賞候補作です。 かなり話題になっていて、書店ではよく平積みされており、目に入る。 内容も興味深くて、ずっとずっと気になって、それなのに1年くらい積読しておりました。 食欲そそられる装丁も…

恋文の技術/森見登美彦

今回は森見登美彦さんの『恋文の技術』を紹介します。 好きな作家さんの1人である森見さん。 好きなわりに全作は読んでいないので、ゆるゆると制覇を目指そうとしております。 その中でも、絶対おもしろそうなこのお話を。 「ヘタレ大学院生」は森見さんが得…

川のほとりに立つ者は/寺地はるな

今回は寺地はるなさんの『川のほとりに立つ者は』を紹介します。 NetGalleyランキング3部門、読書メーターで第1位を獲得。 そして2023年第20回本屋大賞ノミネート作です。 出版時から、美しい表紙に惹かれて気になっていましたが、この感じだと物語の方も素…

ヘヴン/川上未映子

今回は川上未映子さんの『ヘヴン』を紹介します。 平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞のダブル受賞をし、2022年にはブッカー国際賞の最終候補作に入りました。 2021年に英訳をされています。 一冊でこんなに賞を受賞したり最終候補に…

生きてるだけで、愛。/本谷有希子

今回は本谷有希子さんの『生きてるだけで、愛。』を紹介します。 葛飾北斎の浮世絵『神奈川沖浪裏』をピンクに染め上げたこの表紙。目を惹きます。 富士山からハートが出ているのもかわいい。 タイトルもかっこいいです。 タイトルから察するに愛が溢れる感…

今日のハチミツ、あしたの私/寺地はるな

今回は寺地はるなさんの『今日のハチミツ、あしたの私』を紹介します。 書店やSNSでよく見かけるし、表紙デザインは美味しそうだし、タイトルも詩的。 なんだか美味しそうな、温かいお話かなという先入観のもと、表紙とおそろいのおやつをお供に読みました♪ …

ナイルパーチの女子会/柚木麻子

今回は柚木麻子さんの『ナイルパーチの女子会』を紹介します。 第28回山本周五郎賞、第3回高校生直木賞受賞作です。 私の好きな読書ブログ「読子の本棚」の本田読子さんの記事にチラッと紹介されていて、惹かれました。購入即決。(端的に紹介しても魅力が伝…

ひと/小野寺史宜

今回は小野寺史宜さんの『ひと』を紹介します。 2019年本屋大賞第2位の作品です。 書店でよく見かけていて、話題にもなっていたのですが、あまり惹かれなくて手に取るまでには至らず。 しかし、SNSで繋がっている方に紹介してもらったことを機に再認識、さら…

檸檬/梶井基次郎

今回は梶井基次郎さんの『檸檬』という短編集を紹介します。 私の好きなバンド、おいしくるメロンパンの『桜の樹の下には』という曲が、この短編集に収録されている『桜の樹の下には』にインスパイアされて作詞したと知り、いつか読んでみたいと思っていまし…

今だけのあの子/芦沢央 ※途中から若干ネタバレ含みます

今回は芦沢央さんの『今だけのあの子』を紹介します。 芦沢さんの作品としてすぐ浮かぶのは『悪いものが、きませんように』です。(読んだことはない※22年8月時点) 先にそちらを読みたいと思っていたのですが、読みたい欲は今回の作品が勝ったので、またの…

悪い夏/染井為人

今回は染井為人さんの『悪い夏』を紹介します。 第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞の作品です。 書店でよく見かけており、帯の中毒者続出・鼻血が出るほど興奮したというコメントに何度も興味をそそられ、ついに手に取りました! 一体どれほどの悪い夏が…

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。/汐見夏衛

今回は、汐見夏衛さんの『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を紹介します。 めちゃくちゃ泣ける小説と聞いて興味があったものの、見た目の印象がラノベっぽくてなかなか読まないままでいました。(昔はラノベをよく読んでいたのに今は謎の拒否反応………

土曜はカフェ・チボリで/内山純

今回は、内山純さんの『土曜はカフェ・チボリで』を紹介します。 書店で見かけて表紙デザインと帯の美味しいデンマーク料理と極上の謎解きという言葉に惹かれ、しかし他にも欲しい本がいくつもあったので1時間悩みうろついた結果(平気でいつもこれくらい滞…

猫のお告げは樹の下で/青山美智子 ※後半少しネタバレ含みます

今回は、青山美智子さんの『猫のお告げは樹の下で』を紹介します。 未来屋小説大賞入賞の作品です。 青山美智子さんの『木曜日にはココアを』を読んでから1作目にして好きになりました。ひとめぼれ。(再読したらこちらも記事にしますのでお楽しみに) 話の…

喜嶋先生の静かな世界/森博嗣

今回は、森博嗣さんの『喜嶋先生の静かな世界』を紹介します。 森博嗣さんの本、お初です。有名な方なので、いつか読みたいと思っておりました。 ちなみに森博嗣さんの代表作はミステリー系が多いらしいですが、今回の作品はジャンルが違います。 最近、書店…