2022年がもうすぐ幕を閉じます。
今年はたくさんの本に出会うことができ、充実した読書時間を過ごすことができました。
これも、ブログ記事や、私の記事のコメント欄などで本を紹介してくれるみなさんのおかげです。
本当に感謝です。ありがとうございました!
では、2022年に出会った本ベスト5を独断でご紹介します!
(ベスト3にしようと思ったけれど、絞れませんでした……)
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第5位 告白/町田康
本の分厚さに圧倒されながら渋々読み始めたものの、開いてしまえば、おもしろくてどんどん読み進めてしまえる魅力が詰まった物語でした。
読後感の余韻が何とも言えない。余韻をしばらく引きずるくらい、圧巻でした。
評価が高いのも頷ける作品です。
とても分厚いのですが読み応えばっちりですので、お時間ある方はぜひ読んでほしい一冊。
第4位 火車/宮部みゆき
「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルさんにおすすめいただいた作品です。(ご紹介ありがとうございました!)
宮部さん作品は三島屋シリーズしか読んでおらず、それとはジャンルの違うミステリー宮部さんをご紹介いただいたのですが、これがすごかったのです。
先が気になってしょうがない。謎が謎を呼ぶから、読み進める度に新たな謎が出現。
謎が明らかになって、繋がっていく時は、鳥肌が立つ。
そして犯人と接触するクライマックスはなんと……!
こちらも『告白』とは違う意味で、なかなか余韻が醒めませんでした。
何度読んでもおもしろい一冊。
ちなみに、クレジットカードや借金の知識や勉強にもなるという優れもの。
第3位 あの日、君は何をした/まさきとしか
2022年に入って間もない辺りに出会ったのですが、衝撃が走るくらいすごいミステリー小説で、未だにその興奮を覚えております。
これを機にまさきとしかさんを知り、他作品も読み漁るようになりました。
時代も場所も人も、どこにも共通点が見えない全く別の2つの家族。
それが急に、一気に繋がった時は鳥肌が立ったし(さっきも鳥肌立ってたね)、仕込まれていた伏線の回収にびっくりさせられ、おもしろかったです。
その可能性、考えていなかった……!
プロローグで、「あの日、君は何をした」の真相らしき意味深エピソードが後出しされて、その部分の展開も予想外。
最後までまじか! が止まらなかった一冊。
※こちらはまだ紹介記事を用意しておりませんので、しばしお待ちを……!
第2位 むらさきのスカートの女/今村夏子
こちら賛否両論あるらしいのですが、私は大好きです。
人との距離感がバグっていて、取る行動や必死さ、異常なまでの観察眼が、怖いけれどおもしろいのです。
自分がされたら無理だし怖い。でも、物語だからおもしろい。
ツッコミどころが満載で、ひとりで盛り上がって、はしゃいでしまう一冊。
第1位 同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬
戦争小説、サバイバル小説は苦手なのですが、これはすっごくいい!
最初の方は用語などが理解できなくて苦戦しましたが、実際に戦場に出てから終戦、その後までの人間ドラマが凄まじかったです。感動しました。
実際本当にこんなシーンがあったのだろうなと想像できるくらい描写が見事で、感情移入してしまって、何度か涙腺が緩みました。
登場人物がみんな魅力的なのも推せるポイントです。
戦争を知らない世代が増えている今、そして地球上にまだ戦争が絶えない今、絶対に読んでほしい一冊。
最後に
2023年もたくさんの本に出会って、こうして素敵な本を紹介していけたら嬉しいです。
2022年、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
これからもぜひ、引き続きよろしくお願いします!
お互い素敵な一年になりますように◎