ミステリー
今回は恩田陸さんの『三月は深き紅の淵を』を紹介します。 恩田さんは『蜂蜜と遠雷』しか読んだことがありません。 恩田さんの書くミステリーってどんなだろうか。 去年購入して、せっかくならタイトルの3月に合わせて読もうと温めていたお話。 おかげで3月…
今回は殊能将之さんの『ハサミ男』を紹介します。 1999年、第13回メフィスト賞受賞のデビュー作です。 あらゆるミステリーファンからオススメとしてよく挙がるこのお話。(私的統計) 帯にも古典にして、大傑作!とあるし えっ、まだ読んだことない!?と煽…
今回は夕木春央さんの『方舟』を紹介します。 週刊文春ミステリーベスト10国内部門、MRC大賞2022で第1位のダブル受賞。 そして2023年本屋大賞ノミネート作。 その他のミステリーランキングにもランクインするという、発売当初から話題になっていて、ずっと気…
今回は森博嗣さんの『ムカシ×ムカシ』を紹介します。 またまたご無沙汰になってしまったXシリーズ。 河童のレトロ可愛い表紙。そして帯の言葉で、好奇心がくすぐられます。 小川×真鍋コンビのやりとりも絶好調だといいな〜。 目次 あらすじ 感想 最後に (fun…
今回は鴨崎暖炉さんの『密室黄金時代の殺人』を紹介します。 第20回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞した作品で、鴨崎さんのデビュー作です。 SNSで頻繁に見かけていたので気になっていましたが、しばらく寝かせておりました。(ただ…
今回は伊坂幸太郎さんの『シーソーモンスター』を紹介します。 表紙を開いてから気づいたのですが、こちらは伊坂さん発案の「螺旋プロジェクト」という企画から生まれたものだそうです。 <螺旋プロジェクトとは> 8作家さんによる競作企画で、共通のルール…
今回は呉勝浩さんの『爆弾』を紹介します。 このミステリーがすごい! 2023年版国内篇、ミステリが読みたい! 2023年版国内篇で第1位を獲得。 さらに、受賞は逃しましたが第167回直木賞候補作。 さらにさらに2023年第20回本屋大賞ノミネート作。 めちゃくち…
今回は小川哲さんの『君のクイズ』を紹介します。 帯に伊坂さんや新川帆立さんなどが推薦コメントを寄せているのを見て、ずっと気になっていました。 さらに王様のブランチやananなどのいろんなメディアでも取り上げられているのだとか。 本屋大賞にノミネー…
今回は深木章子さんの『敗者の告白』を紹介します。 表紙がきれいで、じつは手元にこのシリーズを既に揃えております。(収集癖) 深木さんの作品は1冊読んだことがあるのですが、どんな雰囲気をお持ちなのかは未だ掴めていません。(1冊で判断はできないね…
今回は湊かなえさんの『カケラ』を紹介します。 写真にはないのですが、帯の「あの子、大量のドーナツに囲まれて死んでいたらしいよ」というインパクト大の意味深不可解な言葉を、私の好奇心レーダーが感知。 文庫化まで待つ体勢だったのですが、あとちょっ…
今回は斜線堂有紀さんの『楽園とは探偵の不在なり』を紹介します。 2020、2021年のさまざまな主要ミステリランキングにランクインしている作品です。 タイトルがかっこいいし(意味わかっていない) 表紙デザインも不気味感ありつつ素敵で惹かれる。 そして…
今回はまさきとしかさんの『祝福の子供』を紹介します。 まさきとしかさん、今年に入って見つけたお気に入り作家さんです。(もう今年も終わりそうですね) 『あの日、君は何をした』『彼女が最後に見たものは』が衝撃的すぎて、他の作品も読みたいとずっと…
今回は湊かなえさんの『落日』を紹介します。 人気有名作家さんである湊さん。イヤミスの女王と呼ばれているほどの実力があるのですが、じつは読んだことがありませんでした。(自分に驚く) イヤミス好きなのに。 ドラマの『リバース』は当時、毎週楽しみに…
今回は森博嗣さんの『タカイ×タカイ』を紹介します。 前作から大分間を空けてしまいましたが、ゆるゆると「Xシリーズ」を確実にちゃんと読んでおります。(念押し) 今回はどんな風に事件を解決していくのでしょうか。 真鍋×小川のやりとりがツボなので、期…
今回は近藤史恵さんの『歌舞伎座の怪紳士』を紹介します。表紙が煌びやかでかわいらしいです。タイトルも「オペラ座の怪人」を文字ったおもしろセンス。 怪しい紳士が出てくるっぽいです……。気になります! 目次 あらすじ 感想 最後に < スポンサーリンク > …
今回は宮部みゆきさんの『火車』を紹介します。 第6回山本周五郎賞受賞の作品です。 以前、宮部みゆきさんの作品をブログに書いたときにニードルさまがコメントでおすすめしてくださった作品です。 宮部みゆきさんのミステリーを読みたかったものの、どれか…
今回は坂口安吾さんの『不連続殺人事件』を紹介します。 第二回探偵作家クラブ賞受賞作です。 坂口安吾さんの別作品を読みたくて探していたのですが、勝手に純文学を書くイメージがあり、ミステリーを書いているという意外性から(坂口安吾作品を読んだこと…
今回は近藤史恵さんの『ホテル・ピーベリー』を紹介します。 写真にはないのですが、帯にこのホテルのみんな、嘘をついていると書いてあり、興味をそそられました。 あと表紙デザインが好き。(ほぼ毎回これ言っている) こんなかわいらしい表紙の中身にはど…
今回は井上真偽さんの『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』を紹介します。 だいぶ前に紹介した『恋と禁忌の述語論理』の1編、『その可能性はすでに考えた』の続編をついに読む時が来ました!(安定の積読状態でした) 今作も表紙デザインが美しい! 妖艶…
今回は森博嗣さんの『キラレ×キラレ』を紹介します。 Xシリーズ第二弾。 第一弾読了から、他の小説に浮気し続けてだいぶ日が空いてしまいましたが。 まだ設定は覚えていますし、おもしろかった記憶もホカホカです。 今作も表紙と帯がレトロで可愛らしいです…
今回は深木章子さんの『消えた断章』を紹介します。 消えた断章。タイトルから察するに、文章の断片が消えたらしいです。 語感がなんか好きだな、表紙デザインもなんか好きだな。 というふわふわした動機で手に取りました。表紙買いです。 はじめましての作…
今回は綾辻行人さんの『十角館の殺人』を紹介します。 読書家さんのSNSでよく見かけるし、出版から30年以上経過した現在でも話題になっている小説。 気にならないわけがない! 絶賛の嵐を見てきたので、期待ハードル高めです♪(ミステリー読むときにやっては…
今回は貫井徳郎さんの『プリズム』を紹介します。 写真は新装版です!かわいい。 『慟哭』で好きになり、ちょこちょこマイペースに貫井さんの作品を読んでおります。 ちなみに4冊目(……まだ全然だった) 複数の視点で物語が進むというお話を書くイメージの…
今回は永井するみさんの『秘密は日記に隠すもの』を紹介します。 『欲しい』を読んで好きになった永井するみさん。イヤミスを得意とする方です。 本作は永井するみさんの絶筆となった最後の作品です。 早くに亡くなられたことがとても残念です……。 さて、こ…
今回は芦沢央さんの『今だけのあの子』を紹介します。 芦沢さんの作品としてすぐ浮かぶのは『悪いものが、きませんように』です。(読んだことはない※22年8月時点) 先にそちらを読みたいと思っていたのですが、読みたい欲は今回の作品が勝ったので、またの…
今回は原田マハさんの『楽園のカンヴァス』を紹介します。 第25回山本周五郎賞受賞、『王様のブランチ』BOOKアワード2012大賞などの各メディアでも評判、話題になっている作品です。 私は原田マハさんの描くアート×ミステリー作品が大好きです。(この作品入…
今回は、井上真偽さんの『その可能性はすでに考えた』を紹介します。 表紙イラストがアーティスティックで目を惹きます。よく見ると不気味だけれど。 読後にわかりますが、このイラストに作品の全てが詰まっています。 この作品は第16回本格ミステリ大賞候補…
今回は、森博嗣さんの『イナイ×イナイ』を紹介します。 森博嗣さんの作品はこの前1冊読み、他作品に興味が出たのと同時に、やはり森ミステリィデビューをしたいと思いまして。 順番に読むならS&Mシリーズからなんですが、私はマンガ3巻目を読んで1巻を手に…
今回は、内山純さんの『土曜はカフェ・チボリで』を紹介します。 書店で見かけて表紙デザインと帯の美味しいデンマーク料理と極上の謎解きという言葉に惹かれ、しかし他にも欲しい本がいくつもあったので1時間悩みうろついた結果(平気でいつもこれくらい滞…
今回は、そえだ信さんの『掃除機探偵の推理と冒険』を紹介します。 第10回アガサ・クリスティー賞受賞の作品です。 手に取った経緯は表紙を見た時のインパクト。気になって気になって。 表紙のデザインもイラストや色合いが素敵で目を引くのですが まさか、…